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ロッキングスカイ
【日本初公開作品】
原題:冲天
英題:The Rocking Sky
2015年製作/作品時間98分
撮影地:台湾・中国
製作国:台湾
祖国のために命を捧げる――。生と死のはざまに生きた若き戦闘機パイロットの姿を、彼らに寄り添い、見守ってきた、3人の女性の視点で描いた作品。日中戦争で中華民国空軍は、圧倒的な軍事力で侵攻する日本海軍の戦闘機を迎撃した。搭乗するのは「第一世代」と呼ばれる中央航空学校出身の精鋭たち。日本に衝撃を与え、「操縦士は優秀で、侮りがたき存在である」と言わしめた。窮地に追い込まれても、敵の想像を超える勇敢さで戦い、散っていった。自由な男女交際が認められ始めた、やわらかな時代の一方で、戦争に翻弄された中華民国の若者たち。当時の映像記録や証言、生存者の回想にアニメーションを重ね、これまで語られてこなかった苦悩と悲哀に迫る。
監督:チャン・チャオウェイ
プロデューサー:シェン・ルーユン
編集:チェン・シャオジン
音楽:ワン・オーウェン
撮影:ホン・イーチェン、リン・チュンヤン、ワン・インチュン、チャン・ユンミン、チャン・シャンユー、チェン・ミンテ、ヤン・チータイ、ダイ・イー、リー・イーファン、ウー・ファン、リウ・チョー、エリック・ルー
◆中華民国側から見た日中戦争の真実◆
日本が満州国を建国した1932年、中華民国政府は杭州に中央航空学校を設立。日本に対抗するべく新しい戦闘機を導入し、パイロットの養成に注力し、終戦までに1700人を輩出しました。1937年の盧溝橋事件を発端に、日本と中国は戦争に突入。自信過剰だった日本軍の空襲を立て続けに迎撃しました。戦勝に沸く市民は、空に散った若きパイロットに思いを寄せることもありません。彼らの家族や友人だけが悲嘆にくれる現実がありました。8年の戦争中に中国側の死傷者は軍民合わせて3000万人、日本軍にも100万人近い死傷者が出ました。南京、武漢、重慶と侵攻する日本軍の足取りを追い、日中戦争の意味を掘り下げることができます。
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