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タリバン ファイブ
【日本初公開作品】
原題:The Taliban Five
2021年製作/作品時間 60分
撮影地:アフガニスタン
制作国:フランス
タリバンがアフガニスタンを奪還した今、彼らの政権はどのようなものになるのだろうか。“筋金入り”と称される5人のタリバン指導者らは、2001年のアメリカによる侵攻で捕らえられ、「無実のため起訴できず、危険すぎて解放もできない」と13年に渡りグアンタナモ収容所で拘束され、人質になった米兵との交換で解放された。本作では、「タリバンファイブ」の一人、ムハンマド・ナビ・オマリ氏への前例のない独占インタビューをはじめ、フランソワ・オランド前フランス大統領や、元米陸軍大将でCIA長官もつとめたデビッド・ペトレアス氏、タリバンの元大臣など、過去20年間の多くの主要な関係者の証言から、今後、彼らがどのような政権運営に乗り出すのか、また、これまでの西側諸国によるアフガニスタンへの介入について、その矛盾や問題点を浮き彫りにしていく。
監督:ジャン・バティスト・ルノー
編集:ロマン・ヴィティエロ
音楽:デイビット・インボールト
脚本:ソニア・ゲザーリー
撮影:シャーザイブ・ワラ―、ジョーダン・バイロン
◆西側の定義に、「我々は、従うつもりはない」◆
タリバンファイブの一人、ムハンマド・ナビ・オマリ氏は、国際社会から危険視されているタリバン政権下の「女性の権利」について、本作の独占インタビューで次のように証言しています。「当然 我々も女性の権利は認めている。この先も女性の権利をさらに拡大させていく。だが権利の定義については相違がある。イスラム圏と西側における定義がね」。タリバン側は、西側諸国が定義する女性の権利は、イスラムのみならず、アフガンの伝統にも反しており、戦争を仕掛ける動機づけにされてきたことも問題視しています。「西側に合わせろというなら、我々は従うつもりはない」と、独自の価値観と文化における解釈に従って、権利の定義をしていくと語っています。
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