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三道嶺ブルース 消えゆく蒸気機関車と生きて
【日本初配信作品】
英題:SanDaoLing Blues
2019年製作/作品時間33分
撮影地:中国
製作国:台湾
中国西北部最大の露天掘り炭鉱、新疆ウイグル自治区の三道嶺炭鉱で主力の輸送力を担う蒸気機関車。間もなく閉鎖される鉱山とともに役目を終える機関車と、機関士の宣江に密着した。30年以上も炎と煙の中で働き続けた宣は、自分の仕事を「苦しくて、疲れて、汚くて、危険」と表現。内臓、心臓、腰と、体のあちこちに不調を訴える。老朽化した機関車もまた、満身創痍だ。毎日の点検と手入れは欠かせない。鉱山とともに栄えた町も、石炭産業の衰退に歩調を合わせて人が減っていく。一つの時代を築いた鉱山と蒸気機関車に思いを寄せる住民たち。小さな町の物語が終幕を迎える。
監督・撮影・編集:黄威勝
プロデューサー:許鴻財
音楽:福多瑪
日本語字幕:早田健文
◆歴史の一部になった“現役最後”の蒸気機関車◆
保存目的以外の蒸気機関車が歴史の舞台から退いた後も、三道嶺炭鉱では依然として蒸気機関車が石炭運搬を担っていました。炭鉱労働者のほとんどは第二世代。彼らの父親世代は、1958 年に三道嶺鉱山拡大のために、中国北東部からやって来ました。採掘が60年を過ぎて資源が次第に枯渇してくると、中国政府は 2020 年に三道嶺鉱山を閉鎖。鉱山と蒸気機関車はすべて歴史の一部になりました。現在の鉱山労働者の子どもたちは、すでに都市部での就職や居住を進めています。
[予告編]
(映画祭)
2019年 門真国際映画祭
2019年 東京ドキュメンタリー映画際
2019年 Rails to Reels Film Festival(アメリカ)
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