特集「闘う労働者たち」(全3本)

◆労働者としての正当な権利を意識する時代
完全自給自足の生活を送っている人を除き、人は働くことでその対価を得て生活しています。「働くことは、生きるためにお金を稼ぐことだ」ということを否定することはできないでしょう。労働の対価として賃金を受け取ることは労働者として当然の権利です。報酬だけでなく、労働環境や労働時間などの条件面でも、使用者から不当な扱いを受けるようなことがあってはなりません。社会の成熟とともに、働き方そのものがクローズアップされてきましたが、低賃金、長時間労働といった、劣悪な労働環境の企業も存在します。雇用形態が多様化する時代に、改めて労働者の権利について考えてみませんか。
 
◆自己実現に行き着くための手段という考え方
仕事はお金を稼ぐ手段です。それと同時に自己実現のための手段と捉える人も少なくありません。得意なことや興味があることを生業とし、働くことに楽しみや満足感を得るという生き方を選ぶ人もいます。スキルを磨いてさらに上のレベルを目指す、人間関係を豊かにしてビジネスを広げるなど、自己実現を起点にしたレベルアップをすることも可能です。「自分にしかできない」「他の誰にも負けない」といった己の武器を持つことで、仕事だけでなく人生そのものを充実させてくれるでしょう。
 
◆社会を支えるために奮闘するエッセンシャルワーカー
新型コロナウイルスのパンデミック以降、「エッセンシャルワーカー」の重要性が知られるようになりました。私たちの社会を支えてくれる職業は、医療や福祉だけではありません。日々の買い物、移動、エネルギーなど、身の回りをよく観察してみると、さまざまな業種の人に頼っています。社会のために、ときに自己犠牲の精神で働くのがエッセンシャルワーカー。技能に応じた正当な評価ができるよう、私たちの見識を糺すとともに、感謝の気持ちを忘れずにいたいものです。

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