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サッカーを観て何が悪いの!?【新登場】
【日本初公開】
原題:The Football Aficionado
2022年製作/作品時間70分
撮影地:イラン
製作国:イラン
主人公のザーラは、サッカーが好きなイラン人女性。贔屓のチームをスタジアムで応援したいのに、イラン革命後は40年近くにわたり、女性はスタジアムでのサッカー観戦が禁止されている。ザーラは男装し、念願のスタジアムへの入場を果たす。その行動はネットニュースで瞬く間に拡散され、彼女は一躍有名人に。女性のスタジアム観戦実現のために戦う活動を本格的に始めることとなった。しかしイランの性差による壁は高く、練習場への入場さえも叶わない。AFC チャンピオンズリーグ準決勝の試合当日、ザーラは眉を整形し、髪を短く刈り込み、より男らしい姿で再びスタジアムへの入場を画策する。鉄柵のはるか先に見える観客席に行き着くことができるのか。差別と戦う女性の、奮闘の足取りを追う。
監督・脚本:シャルミン・モジャヘダデ、パリズ・コシュデル
撮影監督:パリズ・コシュデル
音楽:モハマド・ムサヴィ
製作総指揮:マハン・コーマミプール
◆スポーツ観戦にまで及ぶ女性の権利制限◆
1979年のイラン革命以降、イランではイスラム原理主義に基づいた、女性の権利抑圧が続いています。2023年の世界経済フォーラムによるジェンダー平等達成率でイランは146カ国中143位。頭髪や服装の規定だけでなく、結婚と離婚、親権、遺産相続など法的な面でも男性と同等の権利は認められていません。多くの国内法で、公の場での女性の役割が過小評価されており、例えば法廷では、女性の証言は男性の半分の価値しかないのです。スポーツにおいてもボクシングや水泳は禁止され、サッカーやバレーボールは試合会場での観戦ができませんでした。FIFAなどの国際団体が女性の権利拡大を促すものの、政治家や学者などは「欧米による心理戦だ」とその干渉を警戒しています。
[予告編]
(受賞歴/映画祭)
2022年 釜山国際映画祭(韓国) 最優秀ドキュメンタリー賞受賞
2023年 Cinema of The World 映画祭(インド) 最優秀ドキュメンタリー映画賞(スポーツ部門)受賞
2024年 マドリード国際独立映画祭(スペイン) 最優秀ドキュメンタリー映画賞受賞
2023年 ケーララ国際ドキュメンタリー&短編映画祭(インド) オフィシャルセレクション
2023年 フラエルティアナ国際ドキュメンタリー映画祭(ロシア) オフィシャルセレクション
2023年 ケニア国際スポーツ映画祭(ケニア) オフィシャルセレクション
2023年 ナポリ人権映画祭(イタリア) オフィシャルセレクション
2024年 Ecrans Des Mondes ドキュメンタリー映画祭(フランス) オフィシャルセレクション
2024年 カタルーニャ人権映画祭(スペイン) オフィシャルセレクション
2024年 IAWRT アジア女性映画祭(インド) オフィシャルセレクション
2024年 ビーストン映画祭(イギリス) オフィシャルセレクション
2024年 イラン・ミュンヘン ドキュメンタリー映画祭(ドイツ) オフィシャルセレクション
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