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石川文洋を旅する

2014年製作/ベトナム・日本/作品時間109分
ベトナム戦争の従軍取材で知られる戦場カメラマンの石川文洋さんの軌跡をたどるドキュメンタリー映画です。カメラはベトナムや沖縄を再訪する石川さんを追いながら、石川さんの視点で「ベトナム戦争」の記憶を紐解いていきます。
 
出演 石川文洋
監督・企画・製作 大宮浩一
撮影 山内大堂、加藤孝信
 
◆沖縄、ベトナム、そして沖縄・・・青年はいかに戦場カメラマン”石川文洋”となったのか◆
1938年に沖縄で生まれた石川文洋さんは、世界一周無銭旅行を目指して日本を飛びだし、64年から南ベトナム政府軍・米軍に従軍してベトナム戦争を取材することになりました。従軍取材中、石川さんはアメリカの市民権を求めて米兵となった沖縄出身の青年と出会います。二人は立場を超え、本土の人にはわかってもらえない沖縄人の葛藤と切なさを語り合います。石川さん自身、〝侵している側〞の米軍に同行しての取材は複雑な感情を伴うものだったと言います。しかし、かつて日本人が撮った沖縄戦の写真は一枚も無く、すべて米軍が記録したものでした。それでも沖縄戦がどうであったかがわかるのです。だから、ベトナム戦争を取材したネガは個人のものではなく世界の財産なのだと。石川さんはいつも穏やかに訥々と話します。

[予告編]

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