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米軍協力者たちの運命ーイラク・アフガニスタンー

【日本初公開作品】
原題:The Interpreters
2018年製作/作品時間55分
撮影地:イラク・アフガニスタン・アメリカ
制作国:アメリカ
 
祖国の復興に役立ちたいとイラクやアフガニスタンの駐留米軍に協力してきた通訳者たちが、米軍撤退、そしてタリバンの復権に伴い生命が脅かされている。彼らは、イスラム過激派により「裏切り者」と見なされ、報復の標的になっているのだ。顔を隠して、家族で居場所を転々とする者や、難民ボートでヨーロッパへ向かう途中に船が難破し、妻や娘を失った者もいる。アメリカに協力したがゆえに、祖国を追われ、報復の不安に怯えながら、苦しまなければならない彼らの運命を長期取材で追いかけたドキュメンタリー映画。彼らの安全をアメリカはどのように確保するのか。それとも見棄てるのか。その責任が厳しく問われている。
 
監督:アンドレス・カバイェロ、ソフィアン・カーン  
プロデューサー:ソフィアン・カーン、アンドレス・カバイェロ、マーク・スティール、サイモン・トーフィック  
撮影:ソフィアン・カーン  
編集:フランシスコ・ベロ、ファビアン・カバイェロ  
音楽:サイモン・トーフィック
 
◆「米軍と働く私たちは、この国では悪者だ」◆
今、アフガニスタンでは、アメリカや同盟国を支援した現地の人々が、タリバンから報復を受け、殺害される事件が発生しています。タリバンは、「全アフガン人の恩赦」を表明していますが、実態とは乖離していると言わざるを得ません。米軍の下で働いていたアフガニスタン人は約1万8千人とされ、さらに西側諸国の活動に協力した多くの人々が、タリバンからの報復に怯える日々が続いています。首都カブールの国際空港には、国外へ脱出しようとする人々が殺到し、テロや混乱によって多くの死傷者が出ました。国家が他の国家に介入することは、その国の政府が変わり、時には文化さえも変わります。それらは、外交政策や安全保障のためとはいえ、そうした行為には責任が伴います。それは、政治家や国民が想像する以上に、極めて重い責任を負うことになるのです。

[予告編]
 
(映画賞/映画祭)
2018年 INSPIRE映画祭 観客賞受賞
2018年 CHAGRINドキュメンタリー映画祭 新進気鋭の映画監督賞受賞
2018年 AUSTIN映画祭 審査員賞受賞
2018年 MOUNTAINFILM MOVING MOUNTAINS賞受賞
2018年 サンディエゴ国際映画祭 オフィシャルウィンナー賞受賞
2018年 NYドキュメンタリー映画祭(DOC NYC) オフィシャルセレクション
2018年 ポートランド国際映画祭 オフィシャルセレクション
2018年 HOT SPRINGSドキュメンタリー映画祭 オフィシャルセレクション
2018年 NAPA VALLEY映画祭 オフィシャルセレクション
2018年 WOODSTOCK映画祭 オフィシャルセレクション
2018年 DocuWestドキュメンタリー映画祭 オフィシャルセレクション
2018年 ANCHORAGE国際映画祭 オフィシャルセレクション
2019年 FROZEN RIVER映画祭 オフィシャルセレクション
2019年 第38回ミネアポリス・セントポール国際映画祭 オフィシャルセレクション
2019年 ANNAPOLIS映画祭 オフィシャルセレクション
2019年 フロリダ映画祭 オフィシャルセレクション
2019年 RIVERRUN国際映画祭 オフィシャルセレクション
2019年 BIG SKYドキュメンタリー映画祭 オフィシャルセレクション
2019年 アメリカンドキュメンタリー映画祭 オフィシャルセレクション

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