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【新登場】鏡

原題:Ayena (Mirror)
2022年製作/作品時間70分
撮影地:インド
製作国:インド、リトアニア、韓国
※全世界から視聴可能
 
デリー近郊の都市、アグラのカフェで働くリトゥは、いとこの男性に強い酸を浴びせられ、顔や体にたくさんの傷跡が残った。カフェの同僚、ファラハは離婚した夫に酸攻撃を受けて左目を失い、残った右目も視力が低下。生業としていた刺繍の仕事もできなくなった。リトゥはその傷がきっかけで、テレビ出やファッションショーへの出演を果たすが、内面には深い孤独や失望が見え隠れする。ファラハは事件後の独身生活を受け入れ、得られた自由と自立を楽しみながらも、次第に「母親になりたい」という切実な願いを抱き始める。酸攻撃の被害者たちが、その葛藤に争い、人生を奪還しようとする執念。単なる社会問題の告発にとどまらず、人間の尊厳とアイデンティティの回復を静かに、かつ力強く描き出した作品だ。
 
監督・製作:シッダーント・サリン
編集:ニランジャン・バッタチャリア
撮影:シッダーント・サリン、デバンコン S.ソランキー
 
◆容姿にも心にも一生涯の苦痛を与える「アシッドアタック」
インドでは、女性への暴力の一つで硫酸などの酸性物質を浴びせる「アシッドアタック(酸攻撃)」が年間200件を超え、社会問題となっています。皮膚を溶解させ容姿を損壊するだけでなく、失明などの身体機能障害を引き起こす酸攻撃。生存者は一生残る傷に加え、社会的な烙印やアイデンティティの喪失という深い精神的苦痛を背負います。この暴力の根底には、女性を支配し服従させようとする歪んだジェンダー観が存在します。多くは交際や結婚の拒否に対する報復として行われ、親族間の紛争が原因となることもあります。酸が安価で容易に入手できる現状が犯行を容易にしており、公的支援の機能不全が事態を悪化させています。政府の補償金給付は滞り、警察の非協力的な態度や裁判の長期化が、加害者の処罰を困難にしています。
 
[予告編]
 
(受賞歴/映画祭)
 
2024年 第70回National Film Award(インド) 最優秀短編映画賞受賞
2023年 オスロ映画祭(ノルウェー) 最優秀長編ドキュメンタリー賞受賞
2022年 バンコク国際ドキュメンタリー賞(タイ) 最優秀アジアドキュメンタリー賞受賞
2022年 プエルトリコ映画祭(プエルトリコ) 特別賞受賞
2022年 ドキュメンタリーWithout Borders国際映画祭(デラウェア) Human Spirit賞受賞
 
2022年 ケーララ国際ドキュメンタリー・短編映画祭(インド) オフィシャルセレクション
2022年 Move it!映画祭(ドイツ) オフィシャルセレクション
2022年 Beyond Bordersフェミニスト映画祭(インド) オフィシャルセレクション
2022年 クラクフ映画祭(ポーランド) オフィシャルセレクション
2022年 ムンバイ映画祭(インド) オフィシャルセレクション
 
2022年 カトマンズ国際山映画祭(ネパール) 最優秀映画賞ノミネート
2022年 セントラルスコットランドドキュメンタリー映画(スコットランド) ノミネート
2022年 Signes de Nuit(フランス) 主賞ノミネート
2022年 Apox映画祭(クロアチア) ノミネート
2022年 DokuBaku(アゼルバイジャン) 長編ドキュメンタリー賞ノミネート
2022年 EIDF EBS国際ドキュメンタリー映画祭 Festival Choice賞ノミネート
2022年 DCSAFF:ワシントンD.C.南アジア映画祭 ノミネート
2022年 ミュンヘン国際映画祭 Horizonte賞ノミネート
2022年 Liberationドキュメンタリー映画祭(バングラデシュ) ワールドの映画賞ノミネート
2022年 ブダペスト国際映画祭 勇気な女性賞受賞ノミネート
2022年 ブダペスト国際映画祭 最優秀ドキュメンタリー賞ノミネート

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