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移民とキノコ

【日本初公開】
原題:Up on the Mountain
2022年製作/作品時間84分
撮影地:アメリカ
製作国:アメリカ

米国北西部でキノコ狩りを生業とするラオス人たちの暮らしに密着。山火事の翌年に大量発生するアミカサダケを求めて、モンタナ州やアイダホ州などの国有林でキャンプをするデビッドとアロウンの夫婦は、難民として入国している。キノコの流通業者は彼らに敬意を払い、収穫には報酬をもって応えるが、山林局は冷遇。白人バイヤーにはシーズンの1か月前からの活動を黙認し、ラオス人は1週間前だと収穫物を没収する。採取区域は、ほとんど取れない場所を指定さるため、秘密裏に禁止区域に入って採取する。山林局は国境警備隊と情報共有しているため、常に逮捕の恐怖と戦わなければならない。非白人というだけで差別的な扱いを受けても、たくましく生きるラオス人の姿を追ったドキュメンタリーだ。

脚本・監督・撮影・編集:オリヴィエ・マットン
共同監督:マイケル・レイス
製作:オリヴィエ・マットン、マイケル・レイス
コンサルティング・プロデューサー:エリン・ヤンケ

◆社会主義体制から逃れてきたラオス難民◆
ベトナム、ラオス、カンボジアのインドシナ3国は、1975年に相次いで社会主義体制に移行。新体制の下で迫害を受ける恐れのある人や新体制になじめない人たちが、ボートや陸路で国外に逃れました。米国連邦議会で「1980年難民法」が成立して以来、暴力や迫害を逃れて米国に定住した人は300万人近くに上り、米国以外の国に定住した難民の総数を上回っています。作品中で採取されているアミカサダケは、卵のような形と蜂の巣のような凹みの外見で、中が空洞になっている、ユニークな形のキノコ。ミネソタ州では州のキノコとして規定されるほど有名です。

[予告編]

(受賞歴/映画祭)
 
2022年 BIG SKYドキュメンタリー映画祭 最優秀長編賞受賞
2022年 PRINCETON 環境映画祭 オフィシャル セレクション
2022年 JEAN ROUCH映画祭 Gaia賞受賞
2022年 JEAN ROUCH映画祭 スペシャルメンション
2022年 CONSTRUIR CINE国際労働映画祭 最優秀長編賞受賞受賞
2022年 TACOMA映画祭 オフィシャル セレクション
2022年 TACOMA映画祭 Best Pacific Nortwestドキュメンタリー賞受賞
2022年 DEVOUR! THE FOOD映画祭 オフィシャル セレクション
2022年 DOCUTAH国際映画祭 オフィシャル セレクション
2022年 カトマンズ国際マウンテン映画祭 オフィシャル セレクション

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