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一夫多妻の愛

【日本初公開作品】
原題:Bitter Honey
2015年製作/作品時間81分
撮影地:インドネシア
製作国:アメリカ
 
10人の妻がいる男、5人の妻がいる男、2人の妻がいる男。インドネシアのバリ島で、一夫多妻婚で生活している3組の夫婦と家族を7年にわたり取材したドキュメンタリー映画。そこに映し出される実態は、夫に抑圧され、他の妻たちと共同生活を強いられる妻たちの、傷つき歪んだ愛だった。暴力による家庭支配と、繰り返される不貞、経済的困窮、そして社会的な男女不平等の価値観の中で、それでも子どもたちを生み育てようとする女性たちの結婚への思いと生き様を綴った作品。インドネシアの女性の権利について、タブーに斬り込んだ問題提起でもある。変わりゆく社会の中で、結婚の価値もまた、時代と社会背景によって変化していくものであることを知ることができる。
 
監督:ロバート・レメルソン  
プロデューサー:アレッサンドラ・パスキノ  
撮影:ウィング・コウ  
編集:横山 智佐子  
音楽:マルコム・クロス
 
◆明治時代まで、日本にもあった「一夫多妻婚」◆
じつは日本でも、1898年(明治31年)までは一夫多妻婚が認められていました。急激な西洋化の波が、キリスト教の貞操観念や、男女平等、人権思想などをもたらし、結婚制度が改められたのです。社会の近代化により、人々が等しく豊かさを享受する生活のためには、結婚の形も時代と共に変化する必要があったのです。一夫多妻婚の廃止は、男性による社会支配の終焉でした。一方、現代では、離婚率がかつてないほど高まり、3組に1組が離婚するという問題も抱えています。それは、日本に限らず、韓国や中国でも同じです。あらためて、誰のため、何のために結婚するのか?私たちは、結婚の価値そのものが問われているのです。

[予告編]
 
(映画賞/映画祭)
2015年 エスノグラフィック映画祭(スロベニア)
2015年 FIFEQ モントリオール、ケベック
2015年 AAS Film Expo、シカゴ
2015年 ETNOFILM(クロアチア)
2015年 王立人類学研究所映画祭(イギリス)
2015年 ティブロン国際映画祭(アメリカ)
2015年 台湾国際民族誌映画祭
2016年 王立人類学研究所映画祭(アメリカ)

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