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いらだちと幸せと(ノーカット完全版)
【日本初公開】
原題:Eat Your Catfish
2021年製作/作品時間74分
撮影地:アメリカ
製作国:トルコ、アメリカ
主人公のキャサリンは、5年前に筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断された。ニューヨークで療養生活を送っていたが、緑豊かなキャッツキルズの自宅に戻り、娘の結婚式に備える。病状が進行したキャサリンの体は、鼻から下が動かない。視線入力装置で画面上に文字を表示し、コミュニケーションをとる。介護士が度々代わる中で、息子のノアは献身的に世話をしてくれるが、夫のサイードは彼女に対して非協力的だ。抱えたストレスを爆発させるとき、その矛先は夫に向かう。心のすれ違いを感じながら、キャサリンの頭をよぎるのは家族のことと自分の死期のこと。ゆっくりと死に近づく難病に冒された母親の、切実な思いを綴ったドキュメンタリー。
監督:アダム・アイゼンバーグ、ノア・アミール・アルジョマンド、セナム・テュゼン
脚本・編集:アダム・アイゼンバーグ、セナム・テュゼン
企画・撮影・録音:ノア・アミール・アルジョマンド
音楽:ダニエル・ホイットワース
◆難病と戦う患者や家族へのサポートが必要◆
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、運動神経に異常が起こり、手足や喉などの筋肉が徐々にやせて力がなくなっていく病気です。発症原因は解明されておらず、治療法も確立されていません。視力や聴力、体の感覚は失われないので、患者は意識がはっきりしているのに、思うように自分の体を動かすことができない状態になります。逆に言えば、その時々の症状に応じたサポートがあれば、社会生活を営むことができる病気です。医療的なケアのほか、介護や福祉の面での支援、経済的負担の軽減などがあれば、患者もその家族も希望を持って生きることができるでしょう。
[予告編]
(受賞歴/映画祭)
2022年 アンテナドキュメンタリー映画祭(オーストラリア) 最優秀国際ドキュメンタリー賞受賞
2022年 イスタンブール映画祭(トルコ) 最優秀ドキュメンタリー賞受賞
2021年 アムステルダム国際映画祭(オランダ) 最優秀ドキュメンタリー映画賞受賞
2022年 フルフレームドキュメンタリー映画祭(アメリカ) オフィシャルセレクション
2022年 シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭(イギリス) オフィシャルセレクション
2022年 サンタバーバラ国際映画祭(アメリカ) オフィシャルセレクション
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