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ALSと生きる

【日本初公開】
原題:Life with ALS
2021年製作/作品時間26分
撮影地:中国
製作国:中国

事業家のツァイ・レイは、自身がALSを発症したことで、治療薬の開発に取り組んだ。2000万元(約4億円)を投じてデータベースを構築し、動物実験施設を建設。新薬開発のための基金も設立した。当初は大勢の人が出資に名乗りをあげたが、ツァイ・レイの病状が進行するにつれて、次々と出資者が離れていった。発症後2年から5年が平均寿命といわれるALSを患って3年が経った。進行する病気に抗いながら、患者同士で励まし合う。エリート人生を歩んできた彼は、それまで見向きもしなかった“一般の人たち”との交流を通じて、思いを新たにする。残された時間の最後まで戦い続ける男の記録。
 
監督:シェ・イー
撮影:ジョン・イートン、リアン・ウェイ、ワン・ジアン
製作:ペイ・ティエンイー

◆早期受診・診断のためには病気の認知度向上が不可欠◆
ALSの患者数は日本で約1万人、世界では約40万人いるといわれています。治療法はまだ見つかっていませんが、遺伝子研究や再生医療などの研究が進められています。近年は、適切な対症療法により病気の進行を遅らせることができるようになりました。それには早期の発見と、治療開始が何よりも重要です。しかしALSは症状が多様なため、他の病気と区別がつきにくいことや、患者数が少なく認知度が低いことから、受診・診断が遅れる傾向にあります。早期発見には、病気の存在を知ってもらうことが大切です。2014年には「アイス・バケツ・チャレンジ」運動が起こり、ソーシャルメディアや動画投稿サイトを通じて、ALSの認知度が向上しました。
 
 
[予告編]
 
(受賞歴/映画祭)
 
2022年 バンコク国際ドキュメンタリー映画祭(タイ) 最優秀短編ドキュメンタリー賞受賞

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