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【新登場】タックス・ウォーズ

【日本初公開】
原題:TAX WARS
2024年製作/作品時間52分
撮影地:フランス、インド、アメリカ、スイス
製作国:ノルウェー、フランス
 
一国の予算よりも豊かな資金を持つ多国籍企業。世界中の政府が財政を悪化させる中、企業収益は増加の一途をたどっている。国民は所得税を払うのに、なぜ多国籍企業が払わずに済むのか? 世界中で問題になっている「多国籍企業に有利な税制」に、経済学者や弁護士たちがメスをいれる。『タックス・ウォーズ』の開戦だ。租税回避のカラクリを暴き、納税者である国民に周知し、政治を動かす。しかし既得権を失いたくない抵抗勢力が、彼らの前に立ちはだかる。多国籍企業の“勝ち逃げ”はいつまで続くのか。新自由主義が限界を露呈し、世界中で格差が広がっている今、租税の持つ意味と有用性についても知ることができる作品だ。
 
監督:ヘゲ・デリ、グザヴィエ・ハレル
脚本:ヘゲ・デリ、グザヴィエ・ハレル、ラミア・ウアラルー
製作:ヘゲ・デリ、ファブリス・エスティーヴ
編集:セルジ・トゥルケー
 
◆国ごとの税率差を悪用して節税する多国籍企業◆
「租税回避」とは、多国籍企業が拠点を置く国や地域の税率差を利用して節税すること。税率の高い国で得た利益を税率が低い国の関連会社に移し替え、グループ全体としての税負担を軽減する行為です。税率が高い国の会社から低い国の関連会社に高額の利子や特許料を払う例もあります。租税回避に積極的なのは米欧企業。米国のIT企業は、非居住者の法人税がないアイルランドに2つの法人をつくり、さらにオランダの法人を介在させてライセンス料収入への課税を回避するケースが目立っています。世界の商取引の半分を占める多国籍企業が所得税を払わない矛盾。IMFの調べでは、歳入の損失は年間で6000億ドル近くにも上ります。
 
[予告編]
 
(受賞歴/映画祭)
2024年 国際連合映画祭(アメリカ) 最優秀ドキュメンタリー賞受賞
 
2024年 ヒューマン国際ドキュメンタリー映画祭(ノルウェー) オフィシャルセレクション
2024年 ベルゲン国際映画祭(ノルウェー) オフィシャルセレクション
2024年 国際人権映画祭FIFDHジュネーブ(スイス) オフィシャルセレクション
2024年 フロード映画祭(ニュージーランド) オフィシャルセレクション
2024年 ノルディック・ドックス映画祭(ノルウェー) オフィシャルセレクション
2024年 ソリダリティ人権映画祭(スペイン) オフィシャルセレクション
2024年 グローバル・ミッテレヘッセン映画祭(ドイツ) オフィシャルセレクション
2024年 グリーン・モーション映画祭(ドイツ) オフィシャルセレクション
2024年 セルゲイ・マグニツキーLSE法学映画祭(イギリス) オフィシャルセレクション
2024年 ベルゲン国際映画祭(ノルウェー) ノミネート
2024年 DIG報道長編部門(イタリア) ファイナリスト

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