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【新登場】ガザの眼

2025年製作/作品時間50分
撮影地:パレスチナ
製作国:カタール
※全世界から視聴可能
 
イスラエル軍の激しい砲撃の中、スマートフォンを手に、目の前の状況を語りながら走り抜ける男たちがいる。彼らの職業はジャーナリスト。ガザのリアルな惨状を、世界へ向けて発信し続けてきた。イスラエル軍が破壊の限りを尽くしたガザの街は、建物がすべて瓦礫と化し、通信インフラも機能していない。ジャーナリストたちはスマホに収めた映像や記事を、微弱な電波が届くイスラエルとの国境近くの高所から、世界へ向けて発信している。昼夜を問わず空爆を行い、人命救助の救急車も標的にし、食料の配給を待つ群衆にさえ発砲するイスラエル軍。計り知れない市民の恐怖や不安、怒りは、リアルタイムで伝播する。渾身のジャーナリズムがここにある。
 
監督:マハムード・アタッシ
フィールド・ディレクター:アブダルカデール・サバー
製作総指揮:アブドルラーマン・アルキラニー
撮影チーム:ビラル・サレム、モアタセム・アブ・アスル、オサマ・アブ・ラビア
 
◆国際メディアが締め出されたガザで気を吐く現地記者
イスラエルによる空爆と封鎖が続くガザ地区では、通信遮断や外国メディアの立ち入り制限が続いています。現地の情報が国際社会に届きにくい状況の中で気を吐くのが、ガザに暮らすパレスチナ人記者たち。スマートフォンを武器に発信を続けています。彼らの働きにより、現地住民の声や日常の破壊が可視化されました。爆撃の直後に撮影された映像や写真は、現場の空気をそのまま伝える数少ない手段です。記者たちの活動には深刻なリスクが伴います。国際ジャーナリスト団体によれば、ガザでは「3日に1人」の記者が命を落としているといわれ、報道に携わることは死と隣り合わせの行為となっています。また、通信インフラの破壊と度重なる停電により、発信の継続も簡単ではありません。
 
 
[予告編]
 
(受賞歴/映画祭)
 
2025年 ザグレブドックス(クロアチア) 35歳以下監督の最優秀作品部門:特別言及賞受賞
 
2024年 IDFA(オランダ) オフィシャルセレクション
2025年 テッサロニキ国際ドキュメンタリー映画祭(ギリシャ) オフィシャルセレクション
2025年 テンポ・ドキュメンタリー映画祭(未特定) オフィシャルセレクション
2025年 HUMAN国際ドキュメンタリー映画祭(未特定) オフィシャルセレクション
2025年 ザグレブドックス(クロアチア) オフィシャルセレクション

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