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台湾 信仰との対話 第１集：中国人の信仰の道
【日本初公開作品】
原題：與信仰對話 第一集:華人信仰之道
英題：Dialogue with Beliefs
2018年製作／作品時間52分
撮影地：台湾
製作国：台湾
世界で2番目に多様だといわれる台湾の宗教の実態に迫る、2部構成の作品。第1集では道教、道教から派生した王爺信仰と媽祖信仰の他、仏教、一貫道の信者たちを追った。それぞれの宗教の神格と信者との関係を築くのは、多様な儀式だ。祭りや巡行など宗教のルーツを体現する行事もあれば、修行体験のようなイベントもある。民間信仰には、儒教、仏教、道教が合わさって発展したものも存在する。専門家はそれらを、我々が周囲とのつながりを再構築できる手段だと分析した。“聖”と“俗”、見えるものと見えないものの境目、異なる信仰や文化がもつれ合った世界で、信者たちは答えを見つけ出そうとしている。
監督：ワン・インシュン
製作総指揮：リー・カーン
プロダクション・スーパーバイザー：シュウ・ミンチュン
◆寛容な宗教観がもたらした多様性◆
台湾全土の寺や廟のうち8割近くが道教の施設です。多神教の道教は、民間の歴史上の人物が神格化されたものも多く、王爺や媽祖、関羽（関聖帝君）などはその代表といえます。台湾人の宗教観は寛容なため、道教は仏教と融合。一つの廟の中に異なる神を祀る寺院もあります。仏教は、日本統治時代においても台湾では認められ、1945年には日本から8宗14派が渡来していました。現在も20万人の信者がいます。一貫道は清の時代の中国発祥の秘密結社。中国政府からは邪教として扱われ、現在は台湾を中心に活動しています。道教を中心に、仏教、儒教、キリスト教、イスラム教の教義を統合し「一貫道」と称しています。
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