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ロシアVSロシア

【日本初公開作品】
原題:RUSSIA VS RUSSIA
2021年製作/作品時間52分
撮影地:ロシア
製作国:フランス
 
ウラジーミル・プーチンが政権を握ってからの20年間で、ロシア国民の間には深い亀裂が入ってしまった。安定を求め政権を支持する古い世代と、正義と自由を求め政権に異議を訴える若い世代。政府は、すべての反対派に対する弾圧を強化し続ける。公正な選挙を装ってはいるが、候補者は政府の公認がなければ出馬できない。高齢者の在宅投票では社会福士が特定の候補者への投票を促す。反対派への弾圧は、デモの禁止や尾行、盗聴、重要な人物には毒殺さえも試みる。理由もなく逮捕し、刑務所では拷問を行う。才能ある若者たちの中には、自由を求めて亡命する者が後を絶たない。この国には、あとどれだけの犠牲が必要なのか。政権支持派と反対派の双方のインタビューをもとに、ロシアの分断の本質に迫る。
 
監督・ナレーション:ステファン・ベンチュラ  
共同製作:ウルディス・セクリス  
製作:クリスティアン・J・ポップ  
音楽:ダミアン・ルフェーブル  
編集:ウラディミル・ベルクマン、マシュー・ベスナルド
 
◆政府のプロパガンダが届かない世代の抵抗◆
ロシアでは政権反対派の抑圧を正当化する法律が次々と可決されてきました。2020年8月に毒殺されかけたナワリヌイは、プーチンの一番の政敵。ドイツで治療後に帰国するとすぐに逮捕され、禁錮2年6月の刑で服役中に、さらに詐欺や法廷侮辱の罪で禁錮9年を言い渡されました。ロシア軍のウクライナ侵攻後には国内各地で反戦デモが行われ、人権団体によると拘束されたのは1万人以上。国営メディアを操り、ウクライナ侵攻を「正義の戦い」と訴える政府に対し、インターネットで欧米の情報にアクセスできる若者は、自国の軍隊がウクライナで行っていることは大義のない戦いであることを知っているのです。

[予告編]
 
(映画賞/映画祭)
2022年 グローバルシネマ映画祭GCFF ボストン

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