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爆弾処理兵 極限の記録 (ノーカット完全版)
【日本初公開作品】
原題:The Deminer
2017年製作/イラク/作品時間83分
本作は、鋭い嗅覚を頼りに、ナイフとペンチだけを手に、武装勢力が仕掛けた地雷や爆弾を、年間600個以上処理した伝説の男の記録。その男は、“命知らずのファーケル”と呼ばれ、イラク北部クルド自治政府の治安部隊「ペシュメルガ」の一員。アメリカ軍も、彼の凄腕には絶大の信頼を寄せていた。ファーケルは「無実の市民の被害を食いとめる」と、2003年、フセイン政権崩壊直後に地雷除去を始めた。そんな彼の仕事を記録した50時間以上のビデオ映像から、長男の語りとともに、使命感に人生を捧げた男の一生を紐解いていく。
監督:ホギール・ヒロリ
撮影:シンワール・カマル
プロデューサー:アントニオ・ラッソ・メレンダ、ホギール・ヒロリ
撮影:シンワール・カマル
プロデューサー:アントニオ・ラッソ・メレンダ、ホギール・ヒロリ
◆ISISの「死の置き土産」と命がけで闘い続ける人々◆
イラク国内では、武装勢力「イスラム国」(ISIS)が、占領地から撤退する際に残していった「死の置き土産」といわれる仕掛け爆弾によって、今なお多くの犠牲者が出ています。それらは民家や自動車など、市民の生活の場に仕掛けられ、避難先から戻った住民らが少しでも触れると爆弾が起動し、無差別に殺戮を行う非人道兵器です。本作の主人公である爆弾処理兵のファーケルは、「地雷で亡くなる子ども達は自分の子ども同然だ」と、自らの危険をかえりみず、驚くべき手際の良さで次々と爆弾を処理していきます。イラクでは、爆発物の処理にあたる専門家が足りないことに加え、ISISが仕掛けた爆発物の特徴が従来とは異なることも作業を遅らせているといいます。本作からは、こうしたイラク戦争後やISIS支配後のイラクの悲惨な状況を垣間見ることができるのです。
[予告編]
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