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ミャンマー:忘れられた革命

【日本初公開】
原題:Myanmar: The Forgotten Revolution
2022年製作/作品時間47分
撮影地:ミャンマー
製作国:イギリス

2021年のクーデターにより、わずか5年で民主化社会を失ったミャンマー。この作品は、全権を掌握したミャンマー軍に抗う若者たちの、命懸けの行動を追った映像記録だ。自由を求めるデモ隊に、軍や警察は容赦なく銃を向ける。国連の介入を求め、ミャンマー国民は声を上げるが、国際社会は動かない。軍の弾圧から逃れた人々は、民兵組織“国民防衛隊”を立ち上げた。中心となるメンバーは、数か月前までは大学生、あるいは社会に出て間もない年頃の若者たちだ。武器の調達もままならない状況の中、ゲリラ攻撃で勢力を広げるが、軍は徹底して抵抗運動の芽を摘もうとする。厳しい戦局の中、自由な社会のために戦う若者たちの覚悟が垣間見える作品だ。

監督:ケイティ・アーノルド
プロデューサー:ケイティ・アーノルド、エヴァン・ウィリアムズ
編集:メル・クイグリー、アダム・リチャードソン
撮影:ケイティ・アーノルド、コー・ピイ、テ・アーカー、アウン・ナイン・ソー、ヘイン・アウン、ケープ・ダイアモンド、ピエ・フォン・アウン、ラリアントルアンガ、アンソニー、マイケル・コーミエ

◆暴力的支配の国軍への抵抗勢力が拡大◆
ミャンマーでは2020年11月の総選挙で、アウンサンスーチー氏率いる国民民主連盟政権が圧勝しました。しかし国軍は、大規模な選挙不正があったと主張して政権要人を拘束。権力の座に就いたのです。このクーデターに反対するデモや抗議運動が全国的な広がりを見せると、国軍は武力を使って弾圧。多数の死者や拘束者が出ました。影を潜めた大規模デモに代わって生まれたのが民兵組織で、その構成員は主に若者たちです。戦闘経験がまったくない彼らは、少数民族武装組織の支配地域に一時的に身を寄せ、軍事訓練と武器の供与を受けました。現在は数百もの小規模な組織が存在し、合計兵力は数万人と推定されています。

[予告編]

(受賞歴/映画祭)
 
2022年 ピーボディ賞ノミネート

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