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消えた人々 アサドの戦争犯罪【新登場】

【日本初公開】
原題:Syria's Disappeared: The Case Against Assad
2019年製作/作品時間50分
撮影地:シリア、オランダ、パリ
製作国:イギリス
※一部の国からは視聴できません
 
2010年にチュニジアから始まった民主化運動“アラブの春”は、シリアにも波及。自由を求めるデモ隊が街を占拠し、歌い、踊った。しかしアサド大統領はデモ隊に武力で応戦。政権交代を求める市民20万人以上を逮捕し、収容施設送りにした。収容施設となった病院の医師と収容された市民が、それぞれの視点から拷問や虐殺の様子を赤裸々に語る。収容施設で息子を殺された母親は、命懸けで真相究明に挑む。戦争犯罪の調査官は、政府が放置した大量の文書を重要な証拠として読み解いてゆく。明確な証拠をもとに国連に訴えるが、ロシアと中国は拒否権を行使した。目を背けたくなるようなショッキングな映像や証言とともに、アサド政権の残虐な行いを糾弾する作品だ。
 
監督・脚本:サラ・アフシャール
撮影:ハビエル・マンサノ、ジョナサン・キャレリー、ジェイ・デイシー
編集:ゴードン・ワット
プロデューサー:ニコラ・カッチャー、サラ・アフシャール
音楽:ロロ・クラーク
 
◆20万人以上の民間人を虐殺したアサド政権◆
シリアのアサド政権は、1970年にハーフィズ・アル・アサドが権力を掌握し翌年大統領に就任して強権的な政治を展開。2000年にハーフィズが死去した後は、息子のバッシャール・アル・アサドが大統領に就任し、2024年12月に国外逃亡するまで半世紀以上にわたって独裁体制を敷いてきました。“アラブの春”がシリアに飛び火し反政府デモが活発になると、武力で鎮圧。政権と繋がりのある武装組織が無差別殺人や誘拐、性的暴力を 含む身体的虐待などを行っていたと言われています。シリア人権ネットワークは、2011年から2022年までの紛争で殺された民間人は20万人を超え、そのうち約1万5000人が拷問によって死亡していると報告しています。
 
[予告編]
 
(受賞歴/映画祭)
 
2018年 BAFTA TV賞(イギリス) 時事部門ノミネート
2018年 王立テレビ協会ジャーナリズム賞(イギリス) 国際時事部門ノミネート
2017年 ブリティッシュ・ジャーナリズム賞(イギリス) 年間最優秀調査報道賞受賞
2017年 国際放送協会賞(イギリス) 調査報道映像部門受賞
2017年 外国報道協会賞(イギリス) 年間最優秀ドキュメンタリー賞 次点

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