本編を視聴するには、視聴条件をご確認ください
【新登場】アユ二/私の目、愛しい人
原題:AYOUNI
2020年製作/作品時間74分
撮影地:シリア
製作国:シリア、イギリス
※全世界から視聴可能
※全世界から視聴可能
2011年3月に始まったシリアで内戦の失踪者は10万人以上におよぶ。そのほとんどが、政府による強制失踪だ。失踪者は拷問の危険にさらされ、家族にはその生死を含めてほとんど情報が与えられてこなかった。人権派弁護士のヌーラは、失踪した活動家の夫、バーセルの消息を追っている。バーセルは、市民のデモに対する政府軍の残虐な行為の映像を、インターネットを使って世界に発信したことにより軍警察に連行されたのだった。イスラムの地で、キリスト教との共存を実現した神父のパオロも、拉致された一人。自由を求め、人質解放運動に尽力していた彼もまた、消息不明のままだ。失踪者の情報を求め、帰還を待つ家族たち。崩壊したアサド政権が行った人権侵害の救済は、いまだ解決に至らない。
監督・撮影:ヤスミーン・フッダ
製作・撮影:ヒュー・ハートフォード
編集:トム・エルンスト
製作:エルハム・シャケリファー
◆人権侵害の清算は、シリア新政権の課題
シリア内戦の最大の悲劇の一つは、数万人規模の強制失踪と残虐な人権侵害です。2011年以降、主にアサド前政権によって10万人以上の市民が強制的に行方不明にされました。彼らの多くは政府の拘束施設に送られ、そこでは残虐な拷問が継続的に行われていたとされます。少なくとも7872人に対し死刑が執行されたとみられますが、遺体は家族に引き渡されていません。アサド政権崩壊後、市民は新政権に対し失踪者問題の徹底的な捜査と解決を最優先で行うようデモで強く要求しています。一方で、新政権もアサド政権側の元将兵など9000人以上を新たに逮捕しており、拷問の懸念から親族らが釈放を求める抗議活動も発生しています。シリアの和平には、過去の凄惨な人権侵害の清算と、新政権による公正な対応の両方が不可欠です。
[予告編]
(受賞歴/映画祭)
2021年 CPH:DOX(デンマーク) F:ACTアワード部門ノミネート
お気に入り登録
お気に入り登録数:0