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私の父 Dr.G

【日本初公開作品】
原題:Ayahku Dr. G
2020年製作/作品時間17分
撮影地:マレーシア
製作国:マレーシア
 
主人公シティの父は脊髄の腫瘍を患い、大麻による代替療法で快方に向かったが、200グラム以上の大麻所持はマレーシアでは危険薬物法に抵触する。医療目的であっても逮捕され、刑罰は死刑と定められている。獄中の父を励ましながら、釈放の可能性を信じて戦うシティ。弁護士は危険薬物法に死刑を制定していることに疑問を呈した。「絞首刑」の言葉が頭の中で何度も繰り返されるほど追い込まれた精神状態の中、裁判は4年目に入った。自らの信念に基づく治療を求める父と、父の自由を勝ち取るために耐えて戦う娘。人命の重さと大麻の功罪について、考える機会を与えてくれる作品だ。
 
監督:ヒダヤ・ヒシャーム 
制作:ロー・ジョー・イー   
プロデューサー:アンナ・ハー、ブレンダ・ダンカー  
コンサルティングプロデューサー:ラーマ・パウジ  
撮影:ドミニク・テオ、ヒダヤ・ヒシャーム  
編集:ヒダヤ・ヒシャーム、ドミニク・テオ
 
◆危険薬物から医療用ハーブへ 変わりつつある大麻の位置付け◆
マレーシアは世界トップクラスの麻薬規制国。200グラム以上の大麻所持は死刑に相当し、実際に年間約1200人が死刑判決を受けていることが判明しています。一方で現在は、200グラム未満の大麻所持は犯罪に当たらず、罰則はありません。2015年に大麻から抽出されるオイルを医療目的で配布していた慈善活動家が死刑判決を受けそうになった際、患者を含む約7万人もの支持者が取り下げの嘆願書を提出したことが方針転換の契機となりました。2020年に国連麻薬委員会は、大麻の薬効を認め、危険薬物のカテゴリーから大麻を削除。麻薬政策における大麻の位置付けは世界中で変わりつつあります。

[予告編]

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