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イラクの未来

【日本初公開】
原題:The Future of Iraq
2018年製作/作品時間28分
撮影地:イラク
製作国:ノルウェー
 
イラク北部、ハッサンシャムの避難民キャンプ場に逃れてきた子どもたちを語り部に、彼らが体験した恐怖や不安を映像に収めた作品。イラク軍とISの戦闘が繰り広げられた都市、モスルでISに鞭打ちされた少年は、斬首や石打ちなどの残虐行為について語った。爆弾の攻撃から逃れた少女は、目の前でIS戦闘員が空からの攻撃を受けて肉片が飛び散る場面を回想する。ごみ処分場で金属を漁って生計を立てるクルド人少年は、クルディスタン自治政府の軍に忠誠を誓い、「誇り高く死にたい」と宣言する。憎しみや怒りに包まれた残酷な世界。抗えない運命の中を生きる少年少女に、平和が訪れる日は来るのか。
 
監督:ディ・ヤゼン・アル=オバイダ、マッツ・ムーリ
編集:ナターシャ・ウルバン
撮影:マッツ・ムーリ、ナターシャ・ウルバン
製作:イングヴィル・ギスケ
 
◆イラク政府軍とISとの戦いの間で
ISは2004年に「イラクのアルカイダ」として発足した、イスラム独立国家樹立を目指す過激派の武装グループです。アルカイダよりも残忍で効果的な方法により、奪取した領土を支配。その激しさから2014年にはアルカイダとの関係さえも断ち切りました。2015年5月までにシリア領の過半を制圧しましたが、IS拠点の一つであるモスルは2017年にイラク政府軍が奪還。その後、モスルの復興は進まず、5000人近い避難民がモスルに近いハッサンシャムのキャンプに身を寄せています。
 
[予告編]
 
(受賞歴/映画祭)
 
2018年 ベルゲン国際映画祭(ノールウェー) 最優秀短編ドキュメンタリー賞受賞
2019年 Social Impact Mediaアワード(アメリカ) 特別賞:最優秀短編ドキュメンタリー賞受賞
 
2018年 Grimstad短編映画祭(ノールウェー)
2018年 Minimalen短編映画祭(ノールウェー)
2019年 Movies on War(ノールウェー)
2019年 Festival L’Europe autour de l’Europe(フランス)
2019年 アラブ映画の日(ノールウェー)
2019年 バンコク国際映画祭 / Signs of the Night(タイ)

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