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【新登場】駄作の中にだけ俺がいる
2011年製作/作品時間99分
撮影地:日本
製作国:日本
過激で奇想天外、ときに変態的な作風からマスメディアに“取扱注意作家”と敬遠され、アートシーンの表舞台に登場することがなかった現代美術家の会田誠。カメラは会田の制作現場に密着し、妻・岡田裕子の視点を中心に据えて、会田の作品制作にかける思いや苦悩のほか、生い立ち、人間関係などさまざまな横顔を捉えた。こだわりの強いアーティスト精神は時間の流れさえも無視し、ときに作品は未完成のまま展覧会に出品される。一人の美術家がいかにして独自のスタイルを築いてきたのかが、1年間の密着取材で明らかになってゆく。ナチュラルボーンな芸術家が、観る者に「自分らしさ」とは何なのかを示すドキュメンタリーだ。
監督:渡辺正悟
プロデューサー:キム・ヒージュン
撮影:大石英男
編集:藪下一也
◆“不都合”から目を背けない、強烈なメッセージ◆
会田誠は新潟県出身の現代美術家で、絵画を中心に、インスタレーションや映像、パフォーマンス作品なども手がけています。作品には性的虐待を想起させるものや、反社会的なものも多く、そのために市民団体から抗議を受けることも度々ありました。2015年には東京都現代美術館で開催された子ども向けの企画展で出品作の政治性が問題となり、撤去要請を受けています(美術館側は「展示内容の見直し要請」と説明)。会田の作品は強いテーマ性を独創的なモチーフで表現しており、固定概念を揺さぶるもの。現代人にとって不都合なことも、彼のメッセージに含まれていると言われています。
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